精索静脈瘤手術 当日

sasint / Pixabay

手術室まで妻に付き添われて移動。
映画さながらにストレッチャーで寝ながら手術室まで移動と思っていたので少し拍子抜け。
てくてく歩いて手術室前。

『じゃあ行ってくる』
「いってらっしゃい」

出勤前程度の挨拶をかわし手術室のドアを抜けると、狭いスペースを挟んでまた自動ドア。
このスペースで手術前の確認や簡単な説明を受ける。
自分の姓名と手首に巻いた名札を照合して本人確認。
手術で行う全身麻酔の簡単な説明を受けたらいよいよ手術室へ。

自動ドアの向こうには主治医の他三人が待っていた。
促されるまま手術台に横になると、手術台が暖かい。
手術中に体温が低下しないようにそうなっているのだろうけど、なんか岩盤浴のような心地良さ。
これなら朝まで眠れる。
手術着がはだけないように乙女のような所作で横になると、すぐに麻酔のマスクをかけられた。

「いよいよ手術ですね。眠っている間に終わるから、次起きたときはもう終わってますよ。ね!」
と主治医。横に立ってた麻酔医が
「ではガスを出します。10からカウントダウンしてください。」
と言って手術スタート。

『はい』
『10, 9……』

ここから記憶なし。
抱えていた不安と緊張は、緞帳が降りてくるような睡魔で否応なしに閉じられた。

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