二回目の通院
精液検査は二回行うとのことで、この日は自宅で採取して持参した。
精液を持って公共交通機関を利用する背徳感。
最初に問診。
前回記入した問診票を見ながらあれこれと聞かれる。別段自覚症状があって来ているわけではないので、スムースに話は進む。
「では、検査の結果を見てみましょう。」
渡される検査結果。ぱっと見ではよく分からない。
「あまり良くないですね。」
『!?』
普通にショック。
触診をすると言われ、促されるまま診察台に横になり、パンツを降ろす。
医師は睾丸の大きさを図る為といって、僕の股間に何かをあてがった。
それは巨大な珠数みたいな形をしていて、うずらの卵大のものから、鶏の卵程度のものまで、睾丸を模しているであろう楕円形のプラスチックの玉が連なっている。
どこかの未開の地には、動物の睾丸をお守りとしてネックレスにする部族が居て、これがそれです。と言われたら信じてしまいそうな、なんとも言えない見た目をしていた。