手術を勧められた診察から一ヶ月後の診察。
言われていた通り、妻を連れ立って病院を訪れた。
相変わらずの大盛況。待合室には我々のように夫婦で来ている方もちらほら。
そのまま小一時間程待ち、病室に呼ばれた。
『手術を受けようと思います。』
「そういうことなら早い方が良いですよね。手術可能日程は…最短で来年1月です。」
『…!?』
診察日が9月。直近日程1月初旬ということは約4ヶ月後。
年をまたぐとは、また随分と焦らすじゃないか。
腹を切る(=手術を受ける)ことに対するモチベーションを保てるか不安ではあったが、
何も考えずとりあえず検査の為と思って選んだ病院に、
男性不妊治療の第一人者が居たというのも何かの巡りあわせ。
この人の執刀に最早迷いなし。とか考えたことと、
手術までの間に妻に受けてもらう検査や、術後自宅療養のことから、
正月休みと重なる1月初旬は、むしろちょうど良い日程ではあったのでその場で予約を入れることにした。
「では、次回は術前検査となります。
手術にあたって、血液検査やレントゲンなどから
、手術を受けるのに問題が無いか等を確認する検査です。
感染症の検査も行います。」
術日がずいぶん先になってしまったので、この時点ではまだ実感が湧いていなかったが、
とにかく年末年始に超大型連休約20日(手術含む)が決定した。