疑問がある。
親が子供の命を保証できない場合、誰が子供の命を保証するのだろう。
目を覆いたくなるような凄惨な事件から胸が苦しくなる事情を抱えた事件まで、 子供への虐待は繰り返される。
この状況を改善に向けるためには、欧米のように子供の命を最優先にして、保護責任者に少しでも危険な行動があった場合は犯罪として扱うような方法もあるだろう。
その有効性や是非は置いておくとして、私は、誰が悪いのかを考えるよりも 誰が子供の命を保証することができるかを考えたいと思った。
勉強不足の思いつきだけれど記しておく。
主にお金まつわる契約の場には、保証人という制度がある。
資産を守るには誰かしらの保証が必要なのに、妊娠・出産に保証人は必要無いのは何故なのだろう。
こんな制度はどうだろう。
入院の手続きの際に記入する保証人ではなく、生まれた後、退院した後の命を保証する保証人。
全て個人を必須とする必要はなく、様々な事情で保証人をたてられないカップルのために
行政が保証となることも可能な制度。
保証人からの子供の生命保護を目的とした要求には応える義務があり、それには強い強制力が伴う。
虐待に対してあまりにも後手に回るケースが多すぎる今、社会が介入できる強い強制力も必要なのではないだろうか。